▽ペトロ大統領は先週、不法移民を乗せた米軍機の着陸要請を拒否。トランプ大統領はこれに激怒し、関税、制裁、渡航禁止などの報復措置を取ると表明した。
コロンビアの大統領はペトロ(Gustavo Petro)大統領は1月31日、米国でビザ(査証)を持たずに働いている自国民に対し、一刻も早く仕事を辞めて帰国するよう呼びかけた。
ペトロ氏はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「彼らはあなたたちを利用して富を築いている。コロンビアのために働こう」と書いた。
またペトロ氏は帰国した移民の企業を支援するプログラムに参加した人に融資を提供すると申し出た。
ペトロ氏は先週、不法移民を乗せた米軍機の着陸要請を拒否。トランプ(Donald Trump)大統領はこれに激怒し、関税、制裁、渡航禁止などの報復措置を取ると表明した。
両政府は罵り合いの末、不法移民の送還で合意した。
ペトロ氏はXへの投稿で米当局が移民に手錠をかけ、軍用機に乗せ、犯罪者のように扱っていると非難。「トランプ政権が移民を虐待している」と書いた。
その後、ペトロ氏は米国が関税措置に踏み切れば国内の企業が大打撃を受けるという投資家の抗議に直面した。
コロンビアは2020年から24年にかけて米国から475便の強制送還便を受け入れている。