コロンビア憲法裁、年金改革法案のやり直し採決命じる
この法案は24年6月に下院を通過。年金基金の強化、補助金の削減、十分な貯蓄のない人への給付拡大を目的としている。
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コロンビアの憲法裁判所は17日、昨年承認された年金改革法案について、手続き上の不備を理由に下院で再度採決を行うよう命じた。
なお、同法案の合憲性については判断しなかった。
この法案は24年6月に下院を通過。年金基金の強化、補助金の削減、十分な貯蓄のない人への給付拡大を目的としている。
これは来月施行される予定であったが、憲法裁は判決の中で、「下院で再度採決を行い、憲法裁が承認するまで公布されない」と強調した。
また憲法裁は「手続き上の不備を補うため、下院議員は議会上院が承認し、官報にも掲載されている条文について再度議論し、採決を行う必要がある」と述べた。
さらに、下院は30日以内に採決を行わなければならず、これを超過した場合、法案は無効になるとした。
内務省は声明で、国会は6月20日に会期末を迎えるため、ペトロ(Gustavo Petro)大統領が臨時国会を召集すると明らかにした。