コロンビア下院、年金改革法案を再可決
憲法裁判所は今月中旬、昨年承認された年金改革法案について、手続き上の不備を理由に下院で再度採決を行うよう命じた。
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コロンビア下院は28日、左派のペトロ(Gustavo Petro)大統領が支持する年金改革法案を圧倒的賛成多数で可決した。
憲法裁判所は今月中旬、昨年承認された年金改革法案について、手続き上の不備を理由に下院で再度採決を行うよう命じた。同法案の合憲性については判断しなかった。
採決の結果、97人の議員が法案を支持、1人が反対した。法案は7月に施行される予定であったが、憲法裁の承認が得られるまで公布されない。
この法案は月収800ドル未満の人に年金基金に貯蓄することを義務付けることで、同基金を強化することを目的としている。
これにより、十分な貯蓄がない人や、貯蓄が全くない人への支払いが保証される。
さらに、子供を産んだ女性が年金受給資格を得るために必要な週数を削減。既に十分な週数を積み重ねて退職間近の人には影響しない。
年金受給開始年齢は男性が62歳、女性が57歳である。
政府は約260万人の高齢者が恩恵を受けると推定している。