コロンビアのインフレ率やや鈍化、通年では上昇か=ロイター調査
アナリストの予想に近い値になれば、25年5月のインフレ率は前年同月比5.10~5.20%増となる。中央銀行の目標値は3%である。
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南米コロンビアの5月の消費者物価指数(CPI)がやや鈍化したと予想されている。
ロイター通信は4日、アナリスト19人のデータを更新し、通貨高の影響でインフレがやや緩和された可能性があると報じた。
19人のアナリストの中央予想値は前月から0.40%上昇、4月の0.66%を下回った。予測範囲は0.15~0.54%であった。
家賃の継続的な値上げや規制対象商品の価格上昇、特にサービス部門に圧力がかかった。
しかし、為替レートの好ましい動きにより、価格上昇圧力は抑制されたようだ。通貨ペソは先月、ドルに対して2.86%上昇した。
アナリストの予想に近い値になれば、25年5月のインフレ率は前年同月比5.10~5.20%増となる。中央銀行の目標値は3%である。
25年末のインフレ率予想は前回調査の4.55%から4.80%に上昇した。
中銀は4月の金融政策決定会合で政策金利を0.25%引き下げ、9.25%に設定。市場を驚かせた。
25年5月のインフレ率は6月9日に発表される予定である。