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▽コロンビアの昨年のバナナ輸出量は10億ドル以上、20kg箱で1億900万箱であった。
コロンビア、料理用バナナ(ロイター通信)

世界第5位のバナナ生産国であるコロンビアがトランプ米政権の相互関税を受け、EUへの出荷量を増やそうとしている。

バナナ生産者協会のアギーレ代表は18日、ロイター通信のインタビューで、「EUは持続可能性へのコミットメントと労働者に十分な対価を支払うことを求め、コロンビア産バナナをかなりの高値で購入してくれる」と語った。

またアギーレ氏は「環境、社会、労働の持続可能性という点で、コロンビア産バナナの付加価値が認められている」と強調した。「持続可能性を追求するEUはコロンビア産バナナを高く評価しています...」

アギーレ氏によると、コロンビアの昨年のバナナ輸出量は10億ドル以上、20kg箱で1億900万箱であった。

EUはコロンビアのバナナ輸出の70%近くを占めている。次点は米国が15%、イギリスも15%となっている。

アギーレ氏は「米政府の相互関税が予定通り7月に発効された場合、米国への輸出に影響を与える可能性がある」と述べた。「そのコストは米国の消費者が支払うことになるでしょう...」

世界中のアナリストが相互関税によって米国内のインフレが加速し、消費者が打撃を受けると警告している。

トランプ(Donald Trump)米大統領は9日に相互関税の上乗せ部分を90日間停止すると発表。一律10%の基本関税は維持している。7月上旬に期限を迎える予定だ。

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