コロンビア軍用機墜落、首都ボゴタで追悼式典、69人死亡
式典は軍施設内の教会で行われ、祭壇の前に犠牲者一人ひとりの写真が並べられた。
.jpg)
コロンビア南部プトゥマヨ県で発生した軍用機墜落事故の犠牲者を追悼する式典が27日、首都ボゴタで営まれた。この事故では治安部隊の隊員ら69人が死亡、数十人が負傷した。
式典は軍施設内の教会で行われ、祭壇の前に犠牲者一人ひとりの写真が並べられた。参列者は祈りを捧げ、故人を静かに悼んだ。生存者も出席し、車椅子に座る者や包帯を巻いた者など、ケガの深刻さをうかがわせる姿で仲間を見送った。
事故は3月23日、南部アマゾン地域のプトゥマヨ県で発生。空軍のC130輸送機が離陸直後に墜落し、搭乗していた126人のうち69人が死亡、57人が救助された。
軍関係者によると、搭乗者の多くは兵士で、休暇のため家族のもとへ向かう途中だった者も含まれていた。突然の事故は多くの家族を悲しみに突き落とし、遺体の身元確認作業も続けられている。
軍司令官は式典で「兵士や警察官が倒れるとき、それは軍の家族の一部が失われることを意味する」と述べ、哀悼の意を表した。またサンチェス(Pedro Sánchez)国防相も遺族に哀悼の意を示し、国家として支援を続ける姿勢を強調した。
政府はこの事故を受け、3日間の服喪期間を設けた。近年の同国における航空事故としては最悪級の被害であり、社会全体に重い空気が広がっている。
一方、事故原因については現在も調査が続いている。当局は左翼ゲリラや麻薬カルテルによる攻撃の可能性を否定し、機体の状態や運航状況など技術的要因を中心に分析が進められている。
さらに事故機は1983年製とされ、老朽化への懸念も浮上している。ペトロ(Gustavo Petro)大統領は、なぜこうした古い機体が運用されていたのか疑問を呈し、輸送機隊の近代化の必要性を訴えた。
今回の惨事は単なる事故にとどまらず、軍の装備や安全体制の在り方を問う契機となっている。犠牲者への追悼とともに、同様の悲劇を防ぐための抜本的な見直しが求められている。
