チリ大統領選、左派と右派候補が決選投票に進む見通し
最新の世論調査によると、大統領選で過半数を獲得する候補が出る可能性は低く、上位2人が12月14日の決選投票に進む見通し。
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最新の世論調査によると、大統領選で過半数を獲得する候補が出る可能性は低く、上位2人が12月14日の決選投票に進む見通し。
組織犯罪や移民問題への不安を煽る候補者が多いことから、右派が優勢と見込まれている。
今回の選挙は「投票義務化」と「有権者登録の自動化」が実施されて以来初の選挙となった。
専門家は投票義務化で結果の不確実性が高まると予想。数百万人の無党派層の動向に注目が集まっている。
選挙管理委員会によると、登録有権者数は約1600万人。投票しなかった者は最大100ドルの罰金を科される。
下院議会全員と上院の一部も改選される。
地元メディアは左派のジャネット・ハラ(Jeannette Jara、51歳)前労働・社会保障相と右派のホセ・アントニオ・カスト(José Antonio Kast、59歳)元下院議員が決選投票に進む可能性が高いと予想している。
ボリッチ(Gabriel Boric)大統領はハラ氏への支持を表明している。
カスト氏は超保守派の弁護士でカトリック教徒。9人の子の父であり、中絶に反対し緊縮財政を公約に掲げている。
結果は17日中に確定する予定。
