チリ25年6月インフレ率、23年以降で最大の下落幅に
25年6月のインフレ率は前月比0.4%減。23年後半以来、最も急激な下落となった。
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チリ統計局(INE)が8日、先月の消費者物価指数(CPI)を公表した。
それによると、25年6月のインフレ率は前月比0.4%減。23年後半以来、最も急激な下落となった。
これにより、中央銀行が今月後半の金融政策決定会合で金融緩和を再開する可能性が高まった。
ロイター通信のエコノミストは0.12%減と予想していた。
INEによると、調査対象の13部門のうち6部門で物価が下落。「食品と非アルコール飲料部門、および衣料品と靴部門の下落が顕著だった」とINEは述べている。
24年7月~25年6月の年間インフレ率は4.1%増、前月の4.4%から減速し、中銀の目標範囲である2~4%に近づいた。
中銀は先月、目標を上回るインフレ率と世界的な不確実性を理由に、政策金利を5%に据え置いた。
25年第1四半期(1~3月)の経済成長率は前年同月比で2.3%増、こちらも市場の予想(1.8~2.1%)を上回った。