◎チリ政府は新法の施行に基づき、多くの同性カップルを夫婦と認めた。
2022年3月10日/チリ、首都サンティアゴの市役所前、チリ初の同性結婚を報告する家族(Natacha Pisarenko/AP通信)

3月10日、チリ政府は新法の施行に基づき、多くの同性カップルを夫婦と認めた。

現地メディアによると、首都サンディエゴの市役所には多くの同性カップルが訪れ、婚姻届けを提出したという。

チリ初の同性夫婦になったエンジニアのシルバ氏と歯科医のナザール氏は記者団の取材に対し、「とてもうれしい」と語った。二人にはふたりの養子がいる。

チリ政府はシビルユニオン協定により同性カップルを認めていたが、今年、ついに同性結婚を合法化した。

シルバ氏は「チリで最初の同性夫婦になれたことを誇りに思う」と喜びを語った。

チリ政府は1998年に同性の性行為(オーラルセックス含む)を合法化し、2015年4月にシビルユニオンを承認したが、同性結婚はなかなか認めず人権NGOヒューマン・ライツ・ウォッチなどから非難されてきた。

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