▽米国はベネズエラで操業している石油会社(米シェブロン、伊エニ、スペインのレプソルなど)に対し、ベネズエラでの操業と輸出を5月27日までに停止するよう命じている。
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ベネズエラの国営石油会社PDVSAが米石油大手シェブロンの輸出許可を取り消し、原油を積んだ少なくとも2隻の貨物船が行き場を失っている。現地メディアが12日に報じた。
米国はベネズエラで操業している石油会社(米シェブロン、伊エニ、スペインのレプソルなど)に対し、ベネズエラでの操業と輸出を5月27日までに停止するよう命じている。
しかし、PDVSAの命令により、その期限は短縮されることになった。
PDVSAは声明で、シェブロンのタンカー2隻の輸出許可を取り消したと発表。この船はすでに出港していたため、積荷を港に戻すための税関手続きを待っている。
またPDVSAはシェブロンがチャーターした他の4隻のタンカーについても、許可を一時停止した。
PDVSAは米政府がシェブロンの代金支払いを妨害したと非難した。「米政府が始めた経済戦争のため、シェブロンはPDVSAに原油を返却する。この原油は国際市場で販売される...」
バイデン前政権は対ベネズエラ制裁の例外として、スペインやインドなどに対し、PDVSAの原油・天然ガスの輸入を認めてきた。
トランプ氏が通知を出して以来、ほとんどの企業がベネズエラ産原油の輸入を停止している。