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路線バスが渓谷に転落、10人死亡 ボリビア

事故は首都ラパス北方の山岳地帯で6日夜に発生。バスは道路脇の急斜面から約100メートル下の渓谷に転落・大破したという。
2025年3月1日/ボリビア、南部ポトシ、事故を起こし大破したバス(AP通信)

南米ボリビアで路線バスが渓谷に転落し、少なくとも10人が死亡、複数人が重傷を負った。地元警察が6日、明らかにした。

それによると、事故は首都ラパス北方の山岳地帯で6日夜に発生。バスは道路脇の急斜面から約100メートル下の渓谷に転落・大破したという。

警察と救助隊が現場に駆け付け、地元住民らと共に救助活動を展開した。地元メディアによると、救助活動には数時間を要し、生存者は近隣の病院へ搬送された。地元メディアの報道やソーシャルメディアに投稿された映像には、負傷者や遺体が混在する惨状が映っていた。重傷を負った乗客の中には未成年者も含まれているという。

死亡した人数は現時点で10人と報告されているが、当局はさらに増える可能性があるとしている。また、複数の乗客が重傷を負い治療を受けているため、負傷者数も確定していない。地元警察が事故原因について調査を進めている。運転手の安否は明らかになっていない。

ボリビアでは山岳地帯を走る道路が多く、渓谷や急斜面が連続する険しい地形が交通事故のリスクを高めている。舗装されていない山道や雨季に増す路面の不安定さなどが影響し、バスやトラックの事故が多発している。こうした事故はとりわけ地方と都市を結ぶ交通路で発生しやすい。

現場周辺の住民は山間部を通行する大型車両に対する安全対策の強化を求めてきた。また、地域住民や救急隊員らの献身的な救助活動が評価される一方で、バス会社や地方自治体に対して安全基準の見直しを求める動きも強まっている。地元当局は今回の事故を受け、道路安全の向上策を検討するとしているが、具体的な対策については今後の調査結果を踏まえて発表する見込みである。

当局によると、事故原因の究明は今後数日から数週間かけて実施される予定。関係機関がバスの整備状況や運行管理、路線の安全評価など総合的な調査を進める方針だ。

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