▽現場はマランハオ州とトカンチンス州の境界に架かる橋。22日午後に中央部が突然崩落し、トラックや乗用車などが橋と共にトカンチンス川に落下した。
ブラジル北部2州を結ぶ橋が崩落した事故について、地元当局は26日、これまでに8人の死亡を確認し、行方不明者の捜索を続けていると明らかにした。
現場はマランハオ州とトカンチンス州の境界に架かる橋。22日午後に中央部が突然崩落し、トラックや乗用車などが橋と共にトカンチンス川に落下した。
海軍は声明で、これまでに8人の死亡を確認し、少なくとも9人が行方不明になっていると述べた。
当局はトラック4台、自動車2台、オートバイ2台の計8台が川に落ちたと報告している。
当局はこの中に農薬と硫酸を積んだトラックが含まれており、水質汚染が懸念されるとして、潜水作業を行えずにいた。
マランハオ州環境局は26日、76トンの硫酸と2万2000リットルの農薬を積んだトラックが見つかったと発表。流出の兆候は見られないとした。
マランハオ州とトカンチンス州政府は地元住民に対し、トカンチンス川に近づかないよう呼びかけている。
当局が巡視艇から行方不明者を捜索中。TVグローボは関係者の話しとして、「大型クレーンで硫酸と農薬が入ったタンクを引き上げられないか検討している」と報じた。
この橋は全長533メートル、1960年代に建設された。首都ブラジリアの北方約1300キロに位置する。