ブラジル検察、アマゾン殺人事件の指示役を刑事告訴

コロンビア国籍のルベン・ダリオ・ビラルは昨年11月、2人の殺害を計画したとして起訴された。
ブラジル、アマゾンの先住民族(Getty Images)

ブラジルの検察当局は5日、2022年にアマゾン地域で先住民族を支援する活動家とイギリス人ジャーナリストが殺害された事件で起訴されている男を刑事告訴した。

コロンビア国籍のルベン・ダリオ・ビラル(Ruben Dario Villar)は昨年11月、2人の殺害を計画したとして起訴された。

2人はちょうど3年前の22年6月5日に失踪。イギリス人ジャーナリストはアマゾンを保護する方法に関する本の執筆調査中に殺害された。

遺族と友人がこの本をまとめ、最近ブラジルで出版された。

連邦検察は5日の声明で「2人は卑劣で、非道で、歪んだ動機により、残酷な方法で襲撃され殺害された」と述べた。

警察によると、被告は先住民族の区域内で違法な漁業事業に資金提供していたという。この区域には数千人の先住民が居住している。

警察は被告が自分の事業を守るためにヒットマンを雇い、2人の殺害を依頼したと説明している。

実行犯は逮捕されておらず、被告は容疑を否認している。

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