ブラジル大統領が訪中、10億ドルの持続可能な燃料取引結ぶ

▽ルラ氏は中国のエネルギー企業、自動車メーカー、軍需企業の幹部らと会談。その後、大統領府が10億ドルの投資を含む2つの契約を締結したと明らかにした。
中国の習近平 国家主席(左)とブラジルのルラ大統領(Getty Images)

ブラジルルラ(Luiz Inácio Lula da Silva)大統領が12日、訪問先の中国で、持続可能な航空燃料を生産するための投資を含む、2つの契約を結んだと発表した。

ルラ氏は中国のエネルギー企業、自動車メーカー、軍需企業の幹部らと会談。その後、大統領府が10億ドルの投資を含む2つの契約を締結したと明らかにした。

会談に同行したシルベイラ(Alexandre Silveira)鉱山エネルギー相は記者団に対し、「政府はブラジルのデータセンターへの中国からの投資を確保することも求めており、13日にティックトック(TikTok)幹部と会談する予定だ」と語った。

ロイター通信は先月、情報筋の話しとして、ティックトックの親会社であるバイトダンスがブラジルにデータセンターを建設する計画を進めていると報じていた。

バイトダンスはこの報道に関するコメントを出していない。

シルベイラ氏は記者団に対し、「政府ティックトックが500億レアルの投資を計画している港周辺のインフラを改善するためにあらゆる努力をしている」と語った。

中国のエンビジョン・エナジー社はブラジルでサトウキビから持続可能な航空燃料を生産するために10億ドルを投資するとしている。

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