ブラジル大統領が内耳炎を発症、病院で検査受け退院

ルラ氏は79歳。3期目の後半を迎え、2026大統領選への出馬も検討している。
2024年12月14日/ブラジル、サンパウロ州の病院、ルラ大統領(左)と主治医(Getty Images/AFP通信)

ブラジルのルラ(Luiz Inácio Lula da Silva)大統領がめまいを起こし、26日に内耳炎と診断された。主治医が明らかにした。

それによると、ルラ氏は既に退院し、首都ブラジリアの大統領府に戻ったという。

サンパウロ市の国立病院は声明で、「ルラ大統領は画像検査と血液検査を受け、その結果は正常範囲内であった」と述べた。

内耳炎とは、音や体のバランスを感知するセンサーが働かなくなり、難聴や耳鳴り、めまいなど様々な症状が現れる。内耳が破損すると聴覚の回復が難しい場合もある。

ルラ氏は79歳。3期目の後半を迎え、2026大統領選への出馬も検討している。

昨年10月19日にはブラジリアの大統領官邸の浴室で転倒。それから2ヶ月後、頭蓋内出血に伴う手術を受け、その2日後には出血を止めるために2度目の手術を受けた。

手術はサンパウロの病院で行われ、12月15日に退院した。

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