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▽トランプ政権は12日、米国に輸入される全ての鉄鋼とアルミ製品に25%の関税を課した。
2025年3月11日/米フロリダ州マイアミの建設現場(AP通信)

ブラジルのハダド(Fernando Haddad)財務相は12日、米国の鉄鋼・アルミニウム関税に対し、直ちに報復措置を取らず、代わりに交渉を求めると表明した。

トランプ政権は12日、米国に輸入される全ての鉄鋼とアルミ製品に25%の関税を課した。カナダとEUは報復を表明している。

米国への鉄鋼輸出第1位はカナダ。2位はブラジル、以下メキシコ、韓国、ベトナムが続く。

トランプ(Donald Trump)大統領は1期目に鉄鋼に25%、アルミに10%の関税を課し、その後、カナダ、メキシコ、ブラジル、オーストラリアなど、一部の貿易相手国に無関税枠を認めた。

ルラ(Luiz Inácio Lula da Silva)大統領は以前、関税への対応として世界貿易機関(WTO)への提訴や米国製品への課税を示唆していた。

ハダド氏は記者団に対し、「ルラ大統領は現在、トランプ政権との対話を進めるよう関係閣僚に命じている」と語った。

またハダド氏は「ルラ大統領は過去にもっと厳しい条件下で交渉してきたことを指摘し、冷静に対応するよう求めている」と述べた。

アルキミン(Geraldo Alckmin)副大統領は先週、ラトニック(Howard Lutnick)米商務長官と関税政策について前向きな会談を行い、「両政府は今後も対話を続けることで合意した」と述べていた。

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