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▽この高速道路はベレンの南部にある自然保護地域を通る既存の送電線に沿って建設され、中央政府は資金を出していない。
ブラジル、北部パラ州、道路の建設工事現場(ロイター通信)

ブラジル北部パラ州政府は14日、州都ベレンで今年開催されるCOP30(国連気候変動枠組み条約第30回締約国会議)とアマゾンを切り開く高速道路新設工事の関連を否定した。

パラ州政府は声明で、「この工事はベレンがCOP30の開催地に選ばれる前の2020年に着工した」と述べ、政府が会議のために建設を急ぐよう求めているという環境活動家の主張を否定した。

それによると、この高速道路はベレンの南部にある自然保護地域を通る既存の送電線に沿って建設され、中央政府は資金を出していないという。

それでも地元住民の中には、長い間議論されてきた高速道路と数万人の代表団が押し寄せると予想されるCOP30を結びつけて考える人もいる。

ロイター通信は環境専門家の話しとして、「多くの住民が20年以上前からこの建設プロジェクトに抵抗していた」と伝えている。

BBC(英国放送協会)は今週、パラ州政府がCOP30に関連する30の建設プロジェクトにこの高速道路をリストアップしたと報じた。州政府はBBCの報道を否定している。

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