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▽ブラジルのトウモロコシ在庫は2024-25年シーズンに向けて逼迫している。
ブラジルのトウモロコシ畑(ロイター通信)

世界のトウモロコシ供給量が今年後半に10年ぶりの低水準となる見通しが高まる中、ブラジルのトウモロコシ生産が不測の事態に直面している。

ブラジルのトウモロコシ在庫は2024-25年シーズンに向けて逼迫している。地元メディアによると、その生産の80%を占める2期目の作付けはスロースタートになっているという。

ブラジルのトウモロコシ第2期作付け生産量は昨年より小幅に増加すると予測されているが、これが失敗すれば、米国にとって好機となる可能性がある。

1月24日の時点で、ブラジル・マトグロッソ州の作付けはわずか1%。2011年以来最も遅いペースとなっている。

マトグロッソ州では季節外れの大雨により、大豆の収穫が遅れ、トウモロコシの作付けに影響が出ている。

このため、トウモロコシの収穫時期は乾季の始まりと重なる可能性がある。

地元メディアはマトグロッソ州の今週の作付け量を11%と予想している。専門家によると、ある程度余裕のあるペースを維持するためには、31日までに少なくとも12%の作付けを終える必要があるという。

先週は乾燥が続いたものの、週末は再び雨になると予想されている。

ブラジル第2のトウモロコシ生産地である南部パラナ州の作付け量は今週初めの時点で9%。平年並みのペースとなっている。

南部の州はトウモロコシの植え付けが遅いため、シーズン後半に霜害のリスクがある。

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