◎このイベントは「プロカーオ(Blocao)」と呼ばれ、リオのカーニバルに合わせて開催されている。
ブラジルのリオデジャネイロで18日、クールに着飾った約100匹の犬がサンバの音楽に合わせて吠え、尻尾を振りながら市内を練り歩くストリート・ドッグ・カーニバルが開催された。
このイベントは「プロカーオ(Blocao)」と呼ばれ、リオのカーニバルに合わせて開催されている。
プロカーオはポルトガル語でストリートパーティーを意味する「ブロコ」と犬「カーオ」を組み合わせた造語である。
リオのコパカバーナビーチに集まった愛犬家たちは飼い犬に思い思いのコスチュームを着せ、コンテストに臨んだ。
地元メディアによると、犬たちは「アメコミヒーロー」「アニメキャラクター」「妖精」などのコスチュームを着用し、審査員にアピールしたという。
AP通信の取材に応じた女性はミニーマウスのコスチュームを着た12歳のサオリ(メス)と一緒に参加した。この女性もミニーマウスのコスプレをしていた。
パレードを見学したという男性はSNSに、「リオのカーニバルより盛り上がっているように見える」と投稿している。「素晴らしい取り組みだ。女性のコスプレも素晴らしい」
2014年から参加しているという女性はカーニバルの注意点について、「気温が高い時は犬を抱っこしてあげないと熱中症になる恐れがある」と指摘している。「特に厚着している犬は要注意です」
リオの18日の最高気温は32度に達した。
ブラカーオは20年ほど前に初開催され、コロナの流行時にも規模を縮小して開催した数少ないイベントのひとつである。
ブラカーオの主催者であるベイラ(Marco Antonio Vieira)さんはAPに、「毎年パレードやベストドレッサー上位5匹を選んでいるが、あまり深く考えないで参加してほしい」と語った。
ベイラ氏によると、多くの飼い主が1カ月以上かけてコスチュームを用意するという。