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◎TVグローボは関係者の話しとして、「軍人4人と警察官1人が逮捕された」と速報で報じた。
2024年11月18日/ブラジル、リオデジャネイロのG20サミット会場、ルラ大統領(AP通信)

ブラジル連邦警察がルラ(Luiz Inácio Lula da Silva)大統領の暗殺を含むクーデター計画に関与したとして、現職の軍人と警察官を逮捕した。現地メディアが19日に報じた。

それによると、5人は2年前の大統領選結果を覆し、ルラ氏や最高裁判所のジモラエス(Alexandre de Moraes)判事らの暗殺を企てたという。

TVグローボは関係者の話しとして、「軍人4人と警察官1人が逮捕された」と速報で報じた。

それによると、警察は5件の逮捕状と3件の捜索・押収令状を執行。容疑者のパスポートを押収し、他者との接触を防ぐなどの措置がとられたという。

逮捕を許可したジモラエス氏は声明で、「警察の捜査により、このクーデター計画には陸軍特殊部隊で訓練を受けた軍人と引退した高官らが関与していたことが判明した」と述べた。

またジモラエス氏「その目的は正当に選出された新政権の発足を妨害し、民主主義と司法の権威を弱体化させることだった」と非難した。

ボルソナロ(Jair Bolsonaro)前大統領の支持者たちは23年1月8日、ルラ氏の就任に抗議し、連邦議会、最高裁、大統領府に押し入った。

暴徒は機動隊のバリケードを飛び越え、屋根によじ登り、窓を割り、室内を荒らしまわった。

モラエス氏は声明の中で、「大統領選後の混乱や議会襲撃もクーデター計画の一部であった」と述べたが、詳細は明らかにしなかった。

警察は今年初め、ボルソナロ氏が大統領選後、軍幹部に政権を維持する計画を提示したと明らかにしていた。

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