◎2匹はインスタグラムのインフルエンサーとしても活動中である。
2022年4月7日/ブラジル、リオデジャネイロの検問所、警察犬のオリベイラ伍長(Silvia Izquierdo/AP通信)

ブラジルのメディアによると、リオデジャネイロで活動する警察犬と消防犬が地元のマスコットになり注目を集めている。

2匹はインスタグラムのインフルエンサーとしても活動中である。

リオの警察署に勤務する4歳ぐらいのオリベイラ伍長は2019年のある朝、ひどく憔悴した状態で発見、保護された。

オリベイラ伍長を保護したクリスティアーノ・オリベイラ警部補はAP通信の取材に対し、「私は彼に食べ物と水を与えましたが、彼は中々懐きませんでした」と語った。「彼はひどく憔悴し、怪我もしていました」

しかし、エサを与えられた育ち盛りのオリベイラ伍長はあっという間に回復し、ボスの後を追って署内をウロウロするようになった。オリベイラ警部補が別の署に転勤するとオリベイラ伍長も一緒に転勤した。

オリベイラ伍長は45,000人以上のインスタフォロワーを持つインフルエンサーである。フォロワーはトレードマークの制服を着ておもちゃの拳銃を装着し、装甲車やオートバイの上に立ち、パトカーの窓から顔を突き出すオリベイラ伍長の写真や動画に注目している。

一方、リオの緑豊かな田舎町の消防署に勤務する消防犬(救助犬ではない)もオリベイラ伍長に負けない人気を集めている。

カラメロは1年前に消防士に救助されて以来、カテテ消防署に常駐している。当局によると、カラメロの年齢は11歳ぐらいで、インスタフォロワーは27,000人を超えたという。

カラメロはオリベイラ伍長ほど活発ではなく、冒険好きでもないため、消防車で出動することはなく、主に慈善活動や消防署のキャンペーンに参加している。

当局によると、カラメロは2月中頃にリオ郊外のペトロポリスで発生した土砂崩れ災害の募金活動で活躍し、ガン検査の啓蒙活動や救助活動から引退した救助犬・救助猫の里親探しも手助けしているという。

カテテ消防団のコントレイラス隊長はAP通信に、「カラメロの(インスタ)発信力は消防署の活動に大きく貢献している」と述べた。

しかし、有名になればなるほど負担も大きくなる。犬たちのファンは要求が多い。

オリベイラ警部補は、「1週間投稿をサボると大変なことになる」と説明した。「オリベイラ伍長はどこ?行方不明?負傷したのですか?といったメッセージを1日に200通以上の受け取ることもあります。私はお休み中ですと投稿することにしています」

2022年4月12日/ブラジル、リオデジャネイロの消防署に勤務するカラメロ(Silvia Izquierdo/AP通信)
アフィリエイト広告
スポンサーリンク