◎この旅客機は南部パラナ州からサンパウロ州に向かう途中、9日の現地時間13時28分頃に墜落。乗客58人と乗組員4人全員が死亡した。
2024年8月13日/ブラジル、サンパウロ州、航空機墜落事故の犠牲者の遺体を移送する警察官(AP通信)

ブラジル空軍が13日、先週の旅客機墜落事故で死亡した62人のうち3人の遺骨南東部サンパウロ州に移送し、遺族に引き渡した。

この旅客機は南部パラナ州からサンパウロ州に向かう途中、9日の現地時間13時28分頃に墜落。乗客58人と乗組員4人全員が死亡した。

サンパウロ州政府によると、捜査当局はこれまでに45人の身元を確認し、うち27人の遺骨を遺族に返還することを許可したという。

犠牲者のうち8人は12日の夜までに家族のもとに戻された。最初に埋葬されたのは35歳のパイロットであった。

墜落の原因は明らかになっておらず、首都ブラジリアの分析機関がブラックボックス(飛行データとコックピッチの音声)を分析中である。

旅客機はサンパウロ州の空港に向かっていたが、近くの住宅街に墜落した。

当局は30日以内に予備報告書を公表するとしている。犯罪捜査も進行中である。

運航会社のボエパス航空とフランス・イタリアの飛行機メーカーATRが調査に協力している。

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