◎この旅客機は南部パラナ州からサンパウロ州に向かう途中、9日の現地時間13時28分頃に墜落。乗客58人と乗組員4人全員が死亡した。
ブラジル空軍が13日、先週の旅客機墜落事故で死亡した62人のうち3人の遺骨を南東部サンパウロ州に移送し、遺族に引き渡した。
この旅客機は南部パラナ州からサンパウロ州に向かう途中、9日の現地時間13時28分頃に墜落。乗客58人と乗組員4人全員が死亡した。
サンパウロ州政府によると、捜査当局はこれまでに45人の身元を確認し、うち27人の遺骨を遺族に返還することを許可したという。
犠牲者のうち8人は12日の夜までに家族のもとに戻された。最初に埋葬されたのは35歳のパイロットであった。
墜落の原因は明らかになっておらず、首都ブラジリアの分析機関がブラックボックス(飛行データとコックピッチの音声)を分析中である。
旅客機はサンパウロ州の空港に向かっていたが、近くの住宅街に墜落した。
当局は30日以内に予備報告書を公表するとしている。犯罪捜査も進行中である。
運航会社のボエパス航空とフランス・イタリアの飛行機メーカーATRが調査に協力している。