ブラジル国営ペトロブラス労組、2日間のストライキを計画

ブラジルの国営ブラジル石油公社（ペトロブラス）の労働組合は15日、月末に2日間のストライキを行うと発表した。

ストは5月29日と30日に実施される予定。組合員による最終承認が必要である。

ペトロブラスは今週初め、第1四半期（1～3月）の純利益を352億レアル（約9100億円）と発表。「原油価格の下落により、可能な限りのコスト削減が必要である」と述べていた。

労組は声明の中で、「シャンブリアード（Magda Chambriard）CEOが好業績にもかかわらず経費抑制計画を示唆する発言をしたため、組合員の中で不満が高まっている」と述べた。

労組は会社の変動報酬プランと経費削減方針を批判。これを「支離滅裂プラン」と呼んでいる。

ペトロブラスは15日の声明で、「現時点でストの通知を受けていない」と述べ、組合員の権利を尊重すると強調した。

ペトロブラスは日量280万バレル（プラスマイナス4.0％）の生産目標を掲げている。第1四半期の実績は目標値内であった。