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▽ブラジルは世界最大の鶏肉輸出国である。
ニワトリ(Getty Images)

ブラジル当局が鳥インフルエンザ対策を強化している。

農務省は今週、国内の養鶏場で初めて鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表。これを受け、中国、アルゼンチン、EUなどがブラジル産鶏肉の輸入を一時停止した。

ブラジルは世界最大の鶏肉輸出国である。

鳥インフルは主に野鳥が持ち込むものであり、そのフンや唾液に触れた家禽が感染し、広がる。

ヒトへの感染は稀。感染したニワトリなどを扱う際には徹底した防疫対策が求められる。

H5N1型は近年、牛、犬、猫、アシカ、ホッキョクグマに至るまで、多くの動物から検出されるようになった。ヒトからヒトへの感染は報告されていない。H5N1、H5N2、H5N6、H5N8などの型が世界各地で流行している。

ウイルスは16日に南部リオグランデドスル州の商業養鶏場で確認された。

州および連邦当局はウイルスの拡散を防ぐために奔走している。ミナスジェライス州は18日、リオグランデドスル州から持ち込まれた卵450トンを廃棄したと発表した。

リオグランデドスル州当局によると、同州内では約170万個の卵が廃棄された。

ウイルスが確認された養鶏場では約1万5000羽が死に、2000羽が殺処分された。

州当局はこの養鶏場の半径10キロの範囲に検問所を設置し、鳥や卵の移動を制限している。

ヒトが鶏肉や鶏卵を食べても鳥インフルに感染することはない。

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