ブラジル、COP30の宿泊施設確保に苦心、11月10日開幕
COP30の期間は11月10日から21日。北部パラ州ベレン開催される。
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ブラジル政府がまもなく開幕するCOP30(国連気候変動枠組み条約第30回締約国会議)に出席する数十カ国の代表団の宿泊施設を確保できずにいる。
ブラジルは途上国に対し、クルーズ船の無料客室を提供するなど、大急ぎで手配を進めているようだ。
COP30の期間は11月10日から21日。北部パラ州ベレン開催される。
ベレンの人口は約150万人。パラ州の州都、アマゾン川河口の最大都市だが、サンパウロやリオデジャネイロのような主要都市に比べるとホテルの数が圧倒的に少なく、COP30の参加者や環境活動家が一斉に集まることで、その期間中、宿泊代がさらに高騰すると予想されている。
ブラジル政府は利用可能な宿泊施設を倍増させるため努力しており、起業家たちもラブホテルやフェリーを改装するなど、創意工夫を凝らしている。
しかし、供給は需要に追いつかず、宿泊費が高騰。COP30の開催地変更を求める声が高まっている。しかし、ブラジル当局はこれを受け入れない姿勢を固辞してきた。
ロイター通信によると、ベレンでは準備段階から物流問題が深刻化しているという。ベレンのホテル客室数は約1万8000室で、宿泊料金は1泊数百ドルまで急騰している。
ブラジル政府によると、10月31日時点で149カ国が宿泊施設を確保済み。37カ国は調整中とのこと。
