▽ブラジルのインフレ率はアナリストの予想を上回り、中銀がさらなる利上げに踏み切るという見方が強まっている。
ブラジルのルラ（Luiz Inácio Lula da Silva）大統領は6日、国内の食料品価格の高騰を心配しているとしながらも、物価の伸びは今年鈍化すると予想し、経済については全体的に楽観視しているという見方を示した。
ルラ氏は地元ラジオ局のインタビューで、「ブラジル経済は最高の瞬間を迎えている」と強調。「予想を超える経済成長を記録している」と述べた。
またルラ氏は消費者物価指数（CPI）が中央銀行の目標値である1.5～4.5％を超えているにもかかわらず、「制御下にある」とした。
ブラジルのインフレ率はアナリストの予想を上回り、中銀がさらなる利上げに踏み切るという見方が強まっている。中銀は24年12月に主要政策金利を12.25％に引き上げている。
通貨レアルは対米ドルでまだ低い水準にあるが、12月に最安値を記録した後、今年に入って6％以上上昇している。
