ブラジル大統領、パラグアイ大統領の招待受け訪問へ
両国はイタイプ水力発電所計画の見直しを再開する旨を約束した。
とパラグアイのペニャ大統領(ロイター通信).jpg)
ブラジルのルラ(Luiz Inácio Lula da Silva)大統領がパラグアイのペニャ(Santiago Peña)大統領からの招待を受け、同国を訪問することを承諾した。ブラジル大統領府が3日、明らかにした。
それによると、両国はイタイプ水力発電所計画の見直しを再開する旨を約束したという。
この水力発電所はブラジルとパラグアイの二国間共同事業である。
この発電所に関する交渉は5月末までに終了する予定であったが、パラグアイがブラジルに対し、「諜報活動」の明確化を要求したため、4月に一時停止された。
ブラジルの情報機関「ブラジル情報庁(ABIN)」がパラグアイに関する不正な活動を行ったとの疑惑に関する調査は両首脳の協議の争点となった。
ブラジル大統領府は声明で、「両首脳は尊重と対話の重要性を再確認した」と述べた。
ペニャ氏はこれに先立ち、3日にX(旧ツイッター)を更新。「ルラ大統領との会談でこの件に関する懸念を表明し、さらに説明を求めた」と明らかにした。
両首脳は3日、南米南部共同市場(メルコスール)の首脳会議に出席した際、会談した。
ブラジル政府は3月末、ボルソナロ前政権時代にこのような諜報活動が行われたことを認めたが、すでに打ち切られていると明らかにした。