▽ルラ氏は記者会見で、「米国による世界各国との貿易に一方的な関税をかける今回の決定は、自由貿易と多国間主義の強化という偉大な理念を損なうものだ」と語った。
とブラジルのルラ大統領(ロイター通信).jpg)
ブラジルのルラ(Luiz Inácio Lula da Silva)大統領は9日、訪問先のロシア・モスクワでプーチン(Vladimir Putin)大統領と会談した際、トランプ米政権の貿易政策と関税を非難し、多国間主義に悪影響を及ぼすと述べた。
ルラ氏は第2次世界大戦での対ナチス戦勝80年を記念する軍事パレードに出席。プーチン氏は8日に中国の習近平(Xi Jinping)国家主席と会談した。
ルラ氏は記者会見で、「米国による世界各国との貿易に一方的な関税をかける今回の決定は、自由貿易と多国間主義の強化という偉大な理念を損なうものだ」と語った。
またルラ氏はロシアとの戦略的パートナーシップを強化する用意があると表明。「政治的、商業的、文化的、科学的、技術的な連携を拡大する余地がある」と述べた。
さらに、「両国の商業関係を大きく発展させるチャンスであり、ロシアと小型原子力発電所の建設で協力することに興味がある」とした。