◎ルラ氏は10月、自宅で転倒し、頭部を負傷していた。
ブラジルのルラ(Luiz Inácio Lula da Silva)大統領が頭蓋内出血に伴い、予定外の手術を受けた。主治医が10日、明らかにした。
それによると、手術は無事終了。ルラ氏の容体は安定し、普通に話し、食事もできているという。
ルラ氏は10月、自宅で転倒し、頭部を負傷していた。
ルラ氏の主治医はサンパウロの記者団に対し、「手術は予定外であったが、大統領は元気であり、家族と話し、普通に食事もとれている」と語った。
また主治医は「今後数日間経過観察し、公務に復帰することになる」と述べた。
後遺症はなく、来週初めに首都ブラジリアに戻る予定。
ルラ氏とファーストレディは10日早朝、手術を受けるためにブラジリアから1000キロほど離れたサンパウロに移動した。
ルラ氏はこのケガにより、ロシアを訪問をキャンセル。オンラインで新興5カ国(BRICS)首脳会議に出席した。