ブラジル大統領の支持率上昇続く、トランプ関税が追い風 世論調査

ルラ政権の支持率は46%に上昇。7月は43%、5月は40%であった。

ブラジルのルラ（Luiz Inácio Lula da Silva）大統領の支持率が8月も回復を続けている。

トランプ（Donald Trump）米大統領がブラジル産の輸入品に50％の関税を課したことが影響しているとみられる。

地元メディアが20日に公表した世論調査によると、ルラ政権の支持率は46%に上昇。7月は43%、5月は40%であった。

一方、不支持率は7月の53％から51％に低下。5月は57％であった。

TVグローボが最近行った世論調査では支持率と不支持率が拮抗。今年初めの調査では支持率が30％を下回っていた。

TVグローボの調査では、70％がボルソナロ（Jair Bolsonaro）前大統領を助けるために米国が関税を課したことを間違っていると回答。20％は正しいと回答した。

トランプ氏は盟友のボルソナロ氏が「魔女狩り裁判」にかけられているとして、この裁判を打ち切るよう要求している。