日本を含む17カ国がブラジル産鶏肉の輸入禁止解除=農務省

ブラジルでは先月中旬、国内の養鶏場で初めて鳥インフルが検出された。
ブラジル、南部リオグランデドスル州の養鶏場(ロイター通信)

ブラジル農業省は24日、日本を含む17カ国がブラジル産鶏肉の輸入禁止措置を解除したと明らかにした。

ブラジルは世界最大の鶏肉輸出国である。24年の輸入量1位は中国、次点は中東地域、3位は日本であった。

同国では先月中旬、国内の養鶏場で初めて鳥インフルが検出された。

これを受け、中国やEUを含む数十カ国がブラジル産鶏肉の輸入を一時停止した。

当局は18日、鳥インフルの感染収束を意味する「清浄化」を宣言。国際獣疫事務局(WOAH)も感染収束を認定した。

当局は各国に措置の解除を求めている。

鳥インフルは主に野鳥が持ち込むものであり、そのフンや唾液に触れた家禽が感染し、広がる。

ヒトへの感染は稀。感染したニワトリなどを扱う際には徹底した防疫対策が求められる。

H5N1型は近年、牛、犬、猫、アシカ、ホッキョクグマに至るまで、多くの動物から検出されるようになった。ヒトからヒトへの感染は報告されていない。H5N1、H5N2、H5N6、H5N8などの型が世界各地で流行している。

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