ブラジル・ボルソナロ前大統領、病院で医療処置、実刑判決後初めて公の場に
ボルソナロ氏はクーデター裁判に関連して課された予防措置に違反したとして、ブラジリアで自宅軟禁下にあり、足首に監視モニターを装着している。
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ブラジルのボルソナロ(Jair Bolsonaro)前大統領が14日、自宅軟禁中のブラジリアの自宅を一時的に離れ、近隣の病院で医療処置を受けた。
ボルソナロ氏が公の場に姿を見せたのは27年3ヶ月の実刑判決を受けて以来、初めてであった。
5人の判事で構成される最高裁判所のパネルは11日、4人がボルソナロ氏の有罪を支持。禁固27年3ヵ月の実刑判決を言い渡した。
現地メディアによると、ボルソナロ氏は14日朝、数十人の警察官と共に首都ブラジリアにある自宅を出発。皮膚病変に関連する処置のため市内の病院に向かった。
最高裁のジモラエス(Alexandre de Moraes)判事は処置に基づく一時的な外出を許可していた。
病院の医師団は声明で、前大統領の処置は完了し、その後退院したと発表した。医師団は8箇所の皮膚病変を除去し、確定診断と追加治療の必要性を判断するため分析に回す予定だ。
ボルソナロ氏はクーデター裁判に関連して課された予防措置に違反したとして、ブラジリアで自宅軟禁下にあり、足首に監視モニターを装着している。
ボルソナロ氏の弁護団は11日の判決後、最高裁に上訴すると表明した。