ブラジル大統領、中国自動車工場の開所式に出席

ブラジル全国自動車工業会(ANFAVEA)は25年の自動車輸出数を前年比38.4%増の55.2万台と予想している。
中国の習近平国家主席(左)とブラジルのルラ大統領(ロイター通信)

ブラジルのルラ(Luiz Inácio Lula da Silva)大統領は15日、中国の自動車メーカーGWM(長城汽車)の工場の開所式に出席し、「新しいビジネスを展開したい外国企業は歓迎する」と表明した。

この工場はサンパウロ州に建設された。

ルラ氏は式典で、「ブラジル政府を信頼してください。去りたい人は去っていい。来たい人は両手を広げて歓迎します」と語った。

またルラ氏はトランプ米政権による相互関税を批判し、「ブラジルは不必要な混乱に直面している」と述べた。

ルラ氏は今月初め、ロイター通信のインタビューで、中国を含むBRICS(新興5カ国)でトランプ関税対策についての協議を開始すると述べていた。

GWMのブラジル部門は年間5万台の自動車を生産する能力があり、ラテンアメリカ諸国への輸出を開始すると、2000人以上の雇用を創出すると予想されている。

ブラジル全国自動車工業会(ANFAVEA)は25年の自動車輸出数を前年比38.4%増の55.2万台と予想している。

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