ブラジル25年5月インフレ率小幅に低下見込み=ロイター調査
食品価格は野菜などの生鮮食品が順調に市場に流入していることで低下傾向が続いている。
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ブラジルの先月の消費者物価指数(CPI)が食品・飲料価格の一時的な鈍化により、小幅に低下したとみられる。
ロイター通信は9日、エコノミスト19人のデータを更新し、25年5月のインフレ率を前年同月比5.40%増と予想した。
4月のインフレ率は5.49%であった。
食品価格は野菜などの生鮮食品が順調に市場に流入していることで低下傾向が続いている。
さらに、鳥インフルエンザの影響で中国などがブラジル産鶏肉の輸入を一時停止した結果、その多くが国内市場に流入、価格を押し下げた。
ロイターのエコノミスト19人による25年5月のインフル率の予想(中央値)は5.40%。前月比では0.33%増となった。
統計局は今週、5月のデータを予定である。
中央銀行は24年9月から引き締めを開始。これまでに政策金利を4.25%引き上げて14.75%に設定し、今月の金融政策決定会合でも利上げを示唆している。