▽勤続年数補償基金(FGTS)は雇用者が拠出する基金。労働者の給与額に応じて専用口座に積み立てられ、退職時や解雇された時などに支給する。
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ブラジル政府は2月28日、勤続年数補償基金(FGTS)に関する規則を一時的に緩和すると発表した。
FGTSは雇用者が拠出する基金。労働者の給与額に応じて専用口座に積み立てられ、退職時や解雇された時などに支給する。
2019年に成立した法律により、正規労働者は希望すれば毎年誕生月にFGTS残高の一部を引き出すことができるようになった。
しかし、この制度を選択した労働者は元々基金の規則で認められていた解雇時に残りの残高を受け取ることができなくなり、最後の引き出しから24ヶ月後にその権利を完全に取り戻すことができる。
ルラ(Luiz Inácio Lula da Silva)大統領の決定により、20年1月から25年2月28日までに解雇された労働者は、それまで年1回の引き出しを選択していた場合でも、残額を受け取れるようになる。
政府は声明で、「3月1日からこの支給を開始する」と明らかにした。