◎一部地域の配電線や送電線が被害を受けたという。
ブラジルのメディアは17日、サイクロン「ヤケカン(Yakecan)」が南部リオグランデドスル州に上陸し、18万2千戸で停電が発生したと報じた。
電力会社CEEEはソーシャルメディアチャンネルへの投稿で、「一部地域の配電線や送電線が被害を受けた」と報告している。
CEEEによると、住宅地の配電線は主に倒木被害、山間部の複数の送電線には飛来物が引っかかったという。
同社は全職員で対応にあたっていると述べたが、完全復旧には相当の時間がかかると説明した。
州政府はサイクロンの上陸に先立ち、公共施設を閉鎖した。サッカーの試合も中止になり、学校や大学も休校もしくはオンライン授業に移行している。
州政府はホームレスに避難所に退避するよう呼びかけている。
気象当局によると、サイクロンは19日まで南部地域に強風と大雨をもたらす可能性があるという。