▽1月の雇用者数は24年12月から13万7303人増加。エコノミストが予想した4万8000人を大幅に上回った。
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ブラジルの25年1月の正規雇用者数が予想を大きく上回り、景気減速を示す最近の経済指標を覆した。
労働省が26日に公表した雇用統計によると、1月の雇用者数は24年12月から13万7303人増加。エコノミストが予想した4万8000人を大幅に上回った。
この結果を牽引したのは産業部門であり、同部門だけで7万428人が新規採用。同国最大の雇用創出部門であるサービスを上回った。
24年12月の統計ではサービス部門、工業生産高、小売売上高が低調であったことから、景気減速が示唆されていた。
統計機関IBGEは今週初め、最新の消費者物価指数(CPI)を公表。1月中旬から2月中旬までのインフレ率は4.96%で、1月の4.50%を上回り、23年10月以来の高水準となった。
中央銀行は24年9月の引き締めサイクル開始以来、政策金利を2.75%引き上げ、13.25%に設定している。3月の金融政策決定会合でも1%の利上げを示唆している。
エコノミストは今年の金利の上限を15%と予想している。