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▽米国は以前からブラジルへの不法移民送還時に手錠やその他拘束具を使っていた。
メキシコ、首都メキシコシティの移民受付センター近く(Getty Images)

ブラジル政府が米国から専用機で移送されてきた移民が機内で手錠をかけられていたとして、米当局に抗議した。現地メディアが25日に報じた。

法務省は米当局に手錠を外すよう命じた。

それによると、この専用機は技術的なトラブルにより、アマゾンの最大都市マナウスの空港に緊急着陸。地元警察が米当局と合流した際、送還された移民に手錠がかけられていることに気づいた。

この専用機には米国内で拘束されたブラジルの不法移民88人、米国の保安要員16人、乗務員8人が乗っていた。

ブラジル警察の介入により、移民の手錠は外されたという。

法務省は声明で、「ルラ(Luiz Inácio Lula da Silva)大統領はこの事案を受け、移民が尊厳をもって旅を終えることができるよう、空軍機に最終目的地までエスコートするよう命じた」と述べた。

米国は以前からブラジルへの不法移民送還時に手錠やその他拘束具を使っていた。トランプ氏の盟友である極右のボルソナロ(Jair Bolsonaro)前大統領もこの慣行の停止を求めていた。

米国土安全保障省と移民税関捜査局(ICE)はこの事案に関するコメントを出していない。

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