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▽中国はチャンカイ港とブラジルの港湾施設や都市部を結ぶ鉄道建設に興味を持っているという。
南米ペルー、中国企業が運営する港湾施設(Getty Images)

ブラジルのテベット(Simone Tebet)計画相は9日、中国がペルーに建設したチャンカイ港とブラジルを結ぶ鉄道の建設について、中国側と協議していると明らかにした。

それによると、中国はチャンカイ港とブラジルの港湾施設や都市部を結ぶ鉄道建設に興味を持っているという。

テベット氏は地元紙のインタビューで、「まだ何も決まっていないが、政府もブラジル経済を発展させるインフラプロジェクトに興味がある」と述べた。

中国の習近平(Xi Jinping)国家主席は昨年11月、チャンカイ港の開港式に出席した。

チャンカイ港の建設費は推定13億ドル。南米における中国最大の投資であり、南米大陸全域での貿易と影響力の拡大を目指す取り組みのひとつである。

チャンカイ港は中国への最短ルート上にあり、海上貿易の距離を少なくとも1万キロ短縮した。

ロイター通信によると、中国は当初、チャンカイ港からアマゾン地域を通る鉄道の建設をブラジル側に提案したが、ブラジルは熱帯雨林の保全や先住民族の存在を理由にこれを拒否したという。

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