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▽2月のインフレ率は前年同月比5.06%増、ここ1年で最も高くなった。
ブラジル、首都ブラジリア、中央銀行本店(ロイター通信)

ブラジル中央銀行は3月19日に主要政策金利を10年ぶりの高水準となる14.25%に引き上げる可能性が高い。

ロイター通信のアナリストによると、3回連続となる利上げはほぼ確実。引き締めサイクルは消費者物価指数(CPI)の高まりを反映している。

中銀は最近就任したガリポロ(Gabriel Galipolo)総裁の下、憂慮すべき傾向と戦うための政府の一連の措置と並行して、インフレに対して厳しい姿勢を維持している。

しかし、中銀が明確に示していた最新の調整とは裏腹に、来週の政策声明では、経済ニュースがますます錯綜していることから、今後の道筋を示すヒントはほとんど得られないだろう。

中銀は24年9月に引き締めサイクルを開始。先月、政策金利を2.75%引き上げて13.25%とした。

ロイターは14日、アナリスト37人の予想を公表。全員が1%の利上げと予想した。調査は3月10~13日にかけて行われた。

2月のインフレ率は前年同月比5.06%増、ここ1年で最も高くなった。

中銀はトランプ(Donald Trump)米大統領の関税政策がインフレに拍車をかけると予想している。ハダド(Fernando Haddad)財務相は今週、米国の鉄鋼・アルミニウム関税に対し、直ちに報復措置を取らず、代わりに交渉を求めると表明した。

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