ブラジル中銀総裁、柔軟性と慎重さを強調、インフレ継続
中銀は24年9月から引き締めを開始。これまでに政策金利を4.25%引き上げて14.75%に設定し、今月の金融政策決定会合でさらなる利上げを示唆していた。
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ブラジル中央銀行のガリポロ(Gabriel Galipolo)総裁は7日、今月の金融政策決定会合に先立ち、「あらゆる選択肢を保持し、データに基づくアプローチで会合に臨む」と表明した。
ガリポリ氏は首都ブラジリアのイベントで講演。「柔軟性と慎重さがキーワードである」と語った。
またガリポリ氏は「次回会合にはあらゆる選択肢を保持した状態で臨む。手元にある全てのデータを分析することになる」と強調した。
中銀は24年9月から引き締めを開始。これまでに政策金利を4.25%引き上げて14.75%に設定し、今月の金融政策決定会合でさらなる利上げを示唆していた。
5月会合では0.5%利上げ、政策金利は約20年ぶりの高水準に達した。
中銀の政策決定者は6月17日から18日にかけて会合を開く予定だ。
4月の消費者物価指数(CPI)は5.49%。5月のデータは来週発表される。