▽中銀は24年9月から引き締めを開始。これまでに政策金利を3.75%引き上げて14.25%に設定した。
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ブラジル中央銀行のガリポロ(Gabriel Galipolo)総裁は28日、金融引き締めサイクルにおける政策決定者のデータ依存の姿勢を強調し、不確実性が高まる中、金融政策が望ましい効果を達成しているという確信の必要性を強調した。
ガリポロ氏はサンパウロで開催されたイベントで、「このレベルの自信を構築するためには、十分かつ多様なデータを収集することが不可欠だ」と語った。
またガリポロ氏は、金融引き締めがインフレ率を目標に近づけていることを確認するため、できるだけ多くのデータを収集することを目指し、中銀は単一の変数に焦点を当てないことを強調した。
さらに、現在の消費者物価指数(CPI)は公式目標の3%を上回っており、国内経済は引き続き「初期の」冷え込みを見せていると述べた。
中銀は24年9月から引き締めを開始。これまでに政策金利を3.75%引き上げて14.25%に設定した。
3月には次回の金融政策決定会合でさらなる利上げを示唆している。
中銀はトランプ(Donald Trump)米大統領の関税政策がインフレに拍車をかけると予想。ハダド(Fernando Haddad)財務相は報復措置を取らず、交渉を続けると表明している。