ブラジル当局、燃料部門の組織犯罪取り締まりで一斉捜索実施
捜査の対象となったのは複数の多国籍エネルギー企業。当局は長年、国内の流通網から組織犯罪を根絶しようとしてきた。
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ブラジルの警察と税務当局が28日、燃料部門の組織犯罪に関連する数百億ドル規模の資金洗浄・不正を標的とする一斉捜索を全国で実施した。
捜査の対象となったのは複数の多国籍エネルギー企業。当局は長年、国内の流通網から組織犯罪を根絶しようとしてきた。
税務当局は声明で、「この取り締まりは燃料輸入100億レアル(約2.7兆円)以上、国内燃料販売520億レアル(約14.1兆円)に及ぶ不正に関連している」と説明した。
当局によると、2020年から24年にかけて、この不正に関連する460億レアルの不正金融取引がフィンテック企業を通じて流れたという。
フィンテック企業はAIやブロックチェーンなどの先端技術を活用し、従来の金融サービスに革新をもたらすベンチャー企業やスタートアップ企業を指す。
ルラ(Luiz Inácio Lula da Silva)大統領はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「連邦警察、税務庁、州検察庁が連携した行動により、金融・燃料分野で10州にまたがる3つの作戦を展開した」と書いた。
国税庁によると、当局は全国各州で約350件の捜索令状を執行。10億レアル以上の資産凍結を求めるとしている。