▽ボルソナロ氏は先週末、北部リオグランデドノルテ州の選挙集会中に腹痛を訴え、ヘリコプターで病院に緊急搬送された。
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ブラジルのボルソナロ(Jair Bolsonaro)前大統領が15日、腹部の手術から順調に回復していることをアピールする動画をSNSに投稿した。
動画には医療サポートを受けながら院内の廊下を歩くボルソナロ氏の姿が映っていた。
ボルソナロ氏は先週末、北部リオグランデドノルテ州の選挙集会中に腹痛を訴え、ヘリコプターで病院に緊急搬送された。
ボルソナロ氏は2018年の大統領選で腹部を刺されて以来、腸閉塞などに悩まされてきた。
ボルソナロ氏は12日夜に自宅のある首都ブラジリアの病院に移動、13日に腹部を刺されて以来6回目となる手術を受けた。
主治医によると、ボルソナロ氏は腸の癒着を取り除き、腹壁を再建する12時間の手術を受けた。
医師たちは15日、「退院予定日は未定であり、合併症を避けるため、しばらく面会は許可されない」と声明を出した。
ボルソナロ氏も家族や医療チームとしか直接接触していないとSNSに投稿していた。
心臓専門医は14日の記者会見で、今回の手術について、「ボルソナロ氏が刺されて以来、最も複雑な手術であった」と述べていた。
ボルソナロ氏は自身の刑事裁判と2023年の議会暴動で逮捕された支持者への恩赦を推進するため、各地で遊説している。
検察庁は2月、2022大統領選の結果を覆すためにクーデターを企てたとしてボルソナロ氏や元海軍司令官など、計34人を起訴。最高裁は先月末、ボルソナロ氏を被告人と認定し、公判の開始を決定した。