ブラジル・ボルソナロ前大統領、アルゼンチンへの政治亡命画策、警察が発表
最高裁は9月2日から12日までの間に、5つの罪状について判決と量刑を言い渡す予定である。
とブラジルのボルソナロ前大統領(ロイター通信).jpg)
ブラジルのボルソナロ(Jair Bolsonaro)前大統領がアルゼンチンのミレイ(Javier Milei)大統領に政治亡命を求める書簡を作成していた。ブラジル連邦警察が20日、明らかにした。
それによると、この書簡のデータはボルソナロ氏のパスポートが押収された昨年2月に作成され、同氏の携帯電話に保存されていたという。
ミレイ氏がこの書簡を見たかは不明である。
検察庁は2月、2022大統領選の結果を覆すためにクーデターを企てたとしてボルソナロ氏や元海軍司令官など、計34人を起訴。最高裁は3月、ボルソナロ氏を被告人と認定し、公判の開始を決定した。
ボルソナロ氏は8月5日から自宅軟禁下にある。最高裁は1週間後、この制限を緩和し、事前申請なしで家族の面会を許可した。
最高裁は9月2日から12日までの間に、5つの罪状について判決と量刑を言い渡す予定である。
警察によると、ボルソナロ氏はトランプ(Donald Trump)米大統領の弁護士に対し、トランプ氏を称賛するソーシャルメディア投稿を準備していることを伝えるよう要請、この音声データも携帯電話に残っていたという。
警察は「ボルソナロ氏によるこれらの動きは、彼が外国勢力に支援を要請し、従属的な行動を取っていたことを示している」と指摘した。
トランプ氏は盟友のボルソナロ氏が「魔女狩り裁判」にかけられているとして、この裁判を打ち切るよう要求。ブラジルの関税率を50%に引き上げ、最高裁のジモラエス(Alexandre de Moraes)判事に制裁を科した。