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▽3月前半のインフレ率は前年比で5.26%増、2月の4.96%を上回った。中央銀行の目標値は3%(±1.5ポイント)である。
ブラジル、最大都市サンパウロのモール(AP通信)

ブラジル統計機関IBGEが3月前半の消費者物価指数(CPI)を公表した。

それによると、3月前半のインフレ率は前年比で5.26%増、2月の4.96%を上回った。中央銀行の目標値は3%(±1.5ポイント)である。

これは23年3月以来の高水準ではあるが、ロイター通信のエコノミストが予想した5.30%は下回った。

中銀は先週、政策金利を3会合連続で引き上げ、14.25%とした。

中銀は積極的な利上げにもかかわらず、インフレ率を目標の3%に戻すのは時間がかかると指摘している。27日には今年の経済活動が弱まると予想する中、インフレ見通しを引き上げた。

中銀の試算によると、インフレ率が公式目標に近づくのは2027年の第3四半期(7~9月)の見通し。

中銀はトランプ(Donald Trump)米大統領の関税政策がインフレに拍車をかけると予想している。ハダド(Fernando Haddad)財務相は米国の鉄鋼・アルミニウム関税に対し、直ちに報復措置を取らず、交渉を続けると表明している。

自動車関税(4月2日発効)にも同様の対応を取るとみられる。

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