SHARE:

2026ブラジル大統領選、ルラ氏が支持率トップ=世論調査

結果によると、ルラ氏は第1回投票で36%の支持を集め、最も多くの支持を獲得した。
ブラジルのルラ大統領(ロイター通信)

今年行われるブラジル大統領選をめぐり、現職のルラ(Luiz Inácio Lula da Silva)大統領が主要な右派ライバル候補を支持率で上回っていることが最新の世論調査で明らかになった。国内外で政治情勢が注目される中、ルラ氏が選挙戦における優位性を維持している。

この調査はブラジルの調査機関クエスト(Quaest)が証券会社ジェニアル(Genial)の依頼で1月8日から11日にかけて実施したもので、主要候補者に関する有権者の支持動向を示している。調査対象は2004人、誤差範囲はプラスマイナス2ポイント程度。

結果によると、ルラ氏は第1回投票で36%の支持を集め、最も多くの支持を獲得した。他方、右派の有力候補とされるフラヴィオ・ボルソナロ(Flávio Bolsonaro)上院議員は23%、サンパウロ州知事は9%にとどまった。

決選投票が行われた場合の支持率でも、ルラ氏が競合相手を上回る結果となっている。調査では、ルラ氏はフラヴィオ・ボルソナロ氏に対して45%対38%の差で勝利する見込みとなり、サンパウロ州知事に対しても44%対39%で優勢という結果が出た。いずれの対戦でもルラ氏が優位を保っている。

ルラ氏は労働者党(PT)の重鎮であり、過去の大統領経験を通じて貧困削減や社会政策の強化を掲げてきた。一方で、保守層は2022年の選挙での敗北以来、分裂状態にあり、ボルソナロ(Jair Bolsonaro)前大統領の息子であるフラヴィオ氏やサンパウロ州知事らが勢力拡大を図っているが、現時点でルラ氏の支持を脅かすには至っていない。

ブラジル国内の政治環境は複雑で、党派間の対立や経済課題、治安問題などが有権者の判断に影響を与えている。ルラ氏は2025年末から2026年にかけて、支持基盤の拡大を図る一方で、右派陣営は統一候補の選定や政策の明確化に取り組んできた。

世論調査の結果は今後の選挙戦における重要な指標とみなされるが、候補者の公認手続きや選挙キャンペーンの展開により、有権者の支持動向が変動する可能性もある。調査結果は現時点での世論の一断面を示すものに過ぎず、今後の対立軸や主要争点がどのように形成されていくかが注目される。

ブラジルは南米最大の経済規模を有し、大統領選の結果は国内政策だけでなく地域の政治・経済動向にも影響を与える。ルラ氏がリードする中で、保守派の巻き返しと選挙戦の行方が国民の関心を集めている。

この記事が気に入ったら
フォローしよう
最新情報をお届けします