ブラジル・ルラ大統領の支持率堅調、2026年選挙で右派候補をリード

ブラジルの世論調査・市場調査機関MDAが25日、世論調査のデータを更新した。

それによると、来年の大統領選挙におけるルラ（Luiz Inácio Lula da Silva、40歳）大統領の支持率は他の右派候補を上回っている。

ルラ氏の支持率はトランプ米政権との緊張が高まる中、この数か月間上昇し続けている。

大統領選挙は2026年10月に行われる予定だ。

左派のルラ氏は再選（通算4期目）を目指す意向を示している。

主要な対抗馬が誰になるかは決まっていない。

2022年にルラ氏に敗れたボルソナロ（Jair Bolsonaro）前大統領は立候補資格を剥奪されている。

ボルソナロ氏はクーデター未遂裁判で禁固27年を言い渡され、現在警察の拘置下にある。

MDAによると、ボルソナロ氏の後任と見なされているサンパウロ州知事とルラ氏の支持率は、知事が39％、ルラ氏が46％となった。

前回9月の調査では知事が38％、ルラ氏が44％であった。

ルラ氏はボルソナロ氏の息子との支持率調査でも49％ー37％でリード。他の右派候補との調査でも軒並み10％前後の差をつけている。