「リオのカーニバル」やっていいこと、やってはいけないこと
リオの夏の炎天下で数日間にわたり飲み、踊り、歩き続けるためには適切な準備と注意が必要だ。
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ブラジル・リオデジャネイロで開催中の「リオのカーニバル」の街頭パーティー「ブロッコ」は、観光客や初参加者にとって鮮やかでエネルギッシュな体験だが、地元のベテラン参加者にとっては持久力や準備力を試される長丁場のイベントでもある。リオの夏の炎天下で数日間にわたり飲み、踊り、歩き続けるためには適切な準備と注意が必要だと、経験者たちは語る。
カーニバルは現地時間2月13日に開幕し、18日まで続く一大祭典で、15日は公式のストリートパーティーが最高潮に達した。通りではサンバのリズムが鳴り響き、人々が軽快な衣装で踊りながら連なっている。だが、こうした熱狂の裏には過酷な気象条件や人混みがあり、「生き残る」ためのコツが必要だという声が多い。
地理・歴史の教授である67歳のヘレナ・レモス(Helena Lemos)さんは10代の頃からリオのカーニバルに参加してきたベテランの一人だ。彼女は今年、5つのブロッコで打楽器を演奏する予定で、AP通信の取材に対し、「ベジタリアンの私のサバイバルキットは非常に軽い」と語った。持ち物にはドライフルーツ、アーモンド、レーズンなどの軽食を入れ、体重を増やさずエネルギーを保つ工夫をしているという。また朝食には消化の良いレモンティーやタピオカパンケーキ、コーヒー、スムージー、クリエイチンなどを摂り、イベント後には電解質補給飲料を飲むと説明した。
薬剤師のアナ・ロドリゲス・アンドラーデ(Ana Rodriguez Andrade)さんは9つの街頭パーティーに参加する予定で、休息や衛生用品の重要性を強調する。強い日差しの下では日焼け止めが不可欠であり、家を出る前にしっかり塗るだけでなく、予備を持参するべきだと述べた。また、街頭の仮設トイレは環境が悪いことが多いため、トイレットペーパーやハンドサニタイザーを小さなポーチに入れて持ち歩くよう勧めている。打楽器を演奏する際の手荒れ防止として、粘着テープを持参するのも役立つという。
体育の教師である49歳のディエゴ・ティリバ(Diego Tiriba)さんは、市街地での安全対策に重点を置き、必要最小限の持ち物だけを身につけるよう助言する。彼自身は現金、クレジットカード、バスカード、医療保険証、家の鍵、携帯電話だけを収納したマネーベルトを身につけ、不要な貴重品は持ち歩かないようにしているという。多くの女性参加者も同様に、携帯電話や現金をシャツの下に隠す形で持ち運んでいる。
経験者の多くは、街頭パーティーでの屋台の食事はあまり勧めない。人混みの中で急いで食べると消化不良を起こす可能性があり、トイレまでの距離が遠い場合には深刻な問題になりかねないためだ。また、猛暑のもとでのビールの大量摂取はめまいや脱水症状を招くため注意した方がよい。
一方で、ベテランたち自身もミスを犯すことがあると認める。アンドラーデさんは以前、日焼け止めを顔だけに塗って体全体を忘れ、全身が真っ赤に日焼けした経験があると笑いながら語った。ある年には楽器演奏用の膝サポーターを忘れてしまい、痛い思いをしたという。こうした実体験から、初心者でもベテランでも、準備と自分の体調への気配りがカーニバルを楽しむ鍵だと改めて感じている。
