◎ボルソナロ氏は9日に米フロリダ州オーランド近郊の医療機関に搬送された。
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ブラジルのボルソナロ(Jair Bolsonaro)前大統領の妻は9日、夫が腹痛で米フロリダ州の病院に入院したと明らかにした。
ブラジル連邦議会・最高裁・大統領府に対する前例のない攻撃は世界に衝撃を与えた。ボルソナロ氏は自身の支持者による攻撃を「法から完全に逸脱している」と非難した。
ミシェル・ボルソナロ(Michelle Bolsonaro)氏によると、ボルソナロ氏は9日にフロリダ州オーランド近郊の医療機関に搬送されたという。
ボルソナロ氏は2018年の大統領選で腹部を刺されて以来、腸閉塞などに悩まされ、何度か手術を受けてきた。
ミシェル氏はインスタに声明を投稿し、「夫は腹部の不快感により経過観察中である」と明らかにした。
ロイター通信は関係筋の話を引用し、「ボルソナロ氏の容体は安定している」と報じた。
ボルソナロ氏は10日ほど前にブラジルを出国。元旦に行われたダシルバ(Luiz Inácio Lula da Silva)大統領の就任式を欠席した。
一部の米民主党員はボルソナロ氏を追放するようバイデン(Joe Biden)大統領に圧力をかけているが、フロリダ州は共和党が多数派を占める州である。
民主党のカストロ(Joaquin Castro)下院議員は9日の放送されたCNNニュースのインタビューで、「ボルソナロ氏はフロリダにとどまるべきではない」と語った。「米国はブラジルの襲撃事件を誘発した権威主義者の避難所になるべきではありません...」
同じく民主党のオカシオコルテス(Alexandria Ocasio-Cortez)下院議員もツイッターに、「フロリダはボルソナロに避難所を与えるな」と投稿した。
サリバン(Jake Sullivan)大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は9日、ボルソナロ氏の滞在に関して、ブラジル政府から公式な要請は受けていないと述べ、ビザに問題はないという認識を示した。
ボルソナロ氏は2018年9月、南東部ミナスジェライス州の選挙集会中に腹部を刺され、重傷を負った。
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